ハーフマラソンに参加し,なんとか完走した.
今年はトレーニングらしいトレーニングをしてなかったので,タイムなどは全く考えておらず,ファンランのつもりで走った.
終わってみると,ファンランどころか地獄の21kmだった.
途中の16km付近では,ゲートの閉鎖まであと10分というところで通過した.冗談まじりにXで「目標最下位」などとつぶやいたが,本当に最下位まであと少しのところでゴールした.
以前は2時間以内で走れたんだけどね.
脚が動かなくなった理由は自分でもわかる.明らかにトレーニング不足だ.
今年に入って一度も20kmを走っていない.コロナ禍の時期を含めると,かれこれ3,4年は走っていない.
だけど,最近走ることにそれほど魅力を感じなくなってきたのも事実だ.7, 8km程度走っても脚がだるく感じて倦怠感が出る.
それに,特に寒い日のランニングがしんどいと思うようになった.雪が積もっていたり,氷点下の気温となる冬は,ほとんど走ることなく事実上の冬眠状態だ.
以前はそんな状況でも気力を振り絞って,我慢して走り通した.それによって走れる距離も徐々に長くなっていったのだが.
怪我をしたり,コロナ禍で走らなくなったりしているうちに,いつの間にか50代になってしまった.ランニングだけでなく何をしても疲れるようになってきた.そして,我慢して走ることもしんどくなって来た.
TOEICも先日久しぶりに受験して,あまりにも低い点数で愕然とした.
今回のハーフマラソンもそうだ.
ある程度できるようになっても,その後しばらくやらないとすぐ元に戻る.つまり,レベルを維持するためには,継続して勉強やトレーニングすることが必要だ.
生涯学習とか老後の楽しみとか,そういう目的で考えたとき,マラソンは生涯の楽しみになるのだろうか? 私にとっては少々疑問かもしれない.
体力向上や減量が一番の目的で走っているので,言ってしまえば仕方なくやってる気持ちが現在の私には半分あるからだ.
一方で,TOEICはどうか?
TOEICは仕事である程度のスコアを要求されるようになったので,そのためにやってるようなもの.なので,そもそも生涯学習のテーマにはなりえないだろう.
だけど,英語の学習そのものは,生涯学習になりうるかなと思っている.
たとえば,シャーロック・ホームズを原書で読むことは,仕事とは全く無関係の趣味の範疇だ.できれば海外の小説を原書のまま読むことが出来れば,とても面白いと思っている.
なので,定年退職したらTOEICの点数はどうでもいい.英語はその辺りの割り切りがハッキリしている.
だけど,マラソンに参加したりランニングをする意義が自分の中ではどこにあるのか?
そのことを今回改めて考えさせられた.こんな辛い思いをしてまで続けられるのか?続ける意味があるのか?
生涯学習という意味では,もっと別の事に取り組んでもいいのかなと思った.
高齢になった後の体力維持が目的なら,たとえばヨガでもいいしウォーキングでもいい.昔習っていた空手でもよい.マラソンはむしろ体への負荷が高いので体に悪いという話もあるくらいだ.
ハーフマラソンを終えたばかりでまだ脚が痛い.
時間が経って,痛みがなくなると気持ちが変わるかもしれないけどね.