小説を書きたいと思っていて,参考にするためいろんなSF小説を読んでいる.
先ずは短編小説から書きたいと思っているので,「三体」で有名な劉慈欣の短編小説を読んだり,テッド・チャンのSF短編を読んだりしている.
長編もいくつか読んだ.
マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を読了した.今は「ジュラシック・パーク」を読んでいる.
だけど,読書の時間が限られているから,この調子だと散発的に読んで終わりそうだ.
そもそも,どんなに短時間で素早く読めたところで,人が一生のうちに読める小説の数など高が知れてる.なので,純文学,SF,ミステリー,歴史小説,経済小説,ファンタジー,古典など,すべて網羅することは不可能だ.
そうなると,自分が書きたい小説のスタイルに合わせて,読書する小説の種類をかなり厳選すべきかもしれない.あれこれ手を出す余裕はないはずだ.
SFは自分に合うと思って読んできたけど,実際に読んでみると本当に自分に合う小説のスタイルなのか,少し疑問に思えてきた.
劉慈欣もテッド・チャンも優れた作家だけど,ちょっと自分の嗜好とは違うかも・・・
「アンドロメダ病原体」は,最後の方は我慢しながらなんとか読了した感じ.
実はこれまで読んだ小説の中で,最後まで本当に夢中になって読んだものは限られる.
- ダン・ブラウン「オリジン」(途中,間延びして退屈したが)と「天使と悪魔」
- シドニー・シェルダン「明日があるなら」
- 池井戸潤「陸王」
- 百田尚樹「海賊と呼ばれた男」
たぶん・・・たぶんだけど
ダン・ブラウンやシドニー・シェルダンが面白いと思ったのは,動きがあるからだろう.アクション映画さながらの展開で,どんどん話が進んでいく.
「陸王」が面白かったのは,勧善懲悪のわかりやすい内容だからかも?そう考えると,「海賊と呼ばれた男」も同じだ.
ううむ,我ながら単純なストーリーが好みなんだなぁと思う(苦笑)
だけど,こういう小説が好みであれば
テンポよく話が進んでいく勧善懲悪な小説にターゲットを絞って読書し,大いに参考にすべきだろうね.
もちろん,選んだ小説が面白いかどうかは読んでみないと分からない.だけど,途中まで読んで面白くないと思ったものはどんどん辞めて,ブックオフで処分していいと思う.
我慢して最後まで読了するほどの時間的余裕はない.
そして,面白いと思った小説のスタイルこそ,自分でも面白く書けるはず.
別に芥川賞を狙うわけじゃない.小難しい内容ではなく,単純で分かりやすいストーリーでいいと思った.
先ずはその段階を踏みたい.