作家デビューの準備を本格的に開始する

ここ数日、あまり活動的に朝活に取り組まなかった。何も成果が出てず、マンネリな日常が続いていた。
趣味としてホームズの研究をしたいと思っていた。
ホームズ研究に関してある程度のことは知ってる。だけど、一口にホームズの研究といってもとても幅広い。できれば誰もやっていないことに取り組みたい。私が知らないものがないかChatGPTにいろいろ質問してみた。
色々やりとりしているうちに、ホームズのオマージュを作成するのはどうかという提案があった。
オマージュ・・・つまり、原作をリスペクトしたホームズそっくりの別の物語のこと。
うん、面白いかもしれない。
作品プロットを作ってくれるというので、舞台をうちの近所にして作ってもらったら
完成度はイマイチ・・・・。ま、AIが作ったプロットだから仕方ないか。
だけど、これがChatGPTの沼にハマるきっかけになるとは思わなかった。
さまざまな文体を検証
さまざまなやり取りをしていくうちに、文体の話になった。
私は松本清張が好きなので、その文体に近くなりたいと問うたら、そのための方法やトレーニングプランまで提示してくれた。
さらに、
こういう物語だとどうだろうとか
こういう内容を清張らしく書くとすればどうなるだろうとか、
そういう問いかけをするとすべて答えてくれた。これはもうChatGPTは手放せないかもしれない(実は数日前にPlusにアップグレードして月$20払うことにした)
さらにやりとりを続けていくと、私の中でもいろんなアイデアが出てきたので、こういう作品を書く作家は他にいるか?とか、似てる内容の小説は他にあるか?などを聞いた。
自分独自のスタイル
アイデアは自分一人で唸っていてもなかなか出てこないものだ。誰かと対話しながらだと、自分の発想力も刺激される。
ChatGPTとの対話も人との対話と同じで、自分から新しいアイデアを絞り出すための有益な刺激になりうる。それは間違いない。
結果的に、自分一人では全く思いもつかなかったところにまで話が及び、
「こんな小説を書く作家は国内外でほとんどいないし、これからもそんなに増えないだろう」
と思える自分独自のスタイルを見出した。これには鳥肌がたった。
今まで、自分はSF作家を目指すのが方向性として一番適していると、あまり深掘りせず漠然とそう思っていた。
小説のアイデアや自分のスタイルは、いろいろ読んでいくうちにわかってくるだろうと。なので、まずはSF小説をできるだけたくさん読書する必要があった。
だけど、自分一人だけの発想だとこの程度が限界だ。おそらく、これから先読書を何年続けても、自分の書きたいスタイルは見つけられなかったに違いない。
定年退職後のセカンドライフのプラン
これまで、本当に作家になれるのか?と疑心暗鬼になりながら、ダラダラ本を読むだけの生活だったが、この数日間ChatGPTとやり取りする中でブレイクスルーが起こった。
明日からは、作家デビューのための準備をしていきたい。目標は定年退職後なので、まだ10年以上あるけど、今から少しずつ仕込んでいく。
年収1000万円以上の作家はごくごく一部なので、それなら早期退職しない方が無難。事実子供の学費がまだまだかかるので仕方ない(本当は早く辞めたいけど・・・)
退職後であれば年金収入の基盤があるので、執筆の収入が少なくても全く問題ない。金銭的には年金だけでも十分安定する。これが家族にも迷惑をかけないベストな手段だろう。
定年退職後のセカンドライフの目標がほぼ確立したと言っていいので、朝活の内容もそれに合わせて大幅に変えたい。
ChatGPTを研究で使った:専門知識は不要?プログラミングのスキルも不要?

試しに研究に関する内容でChatGPTを使ってみることにした。まずはユーザー登録して、実際に触ってみるところから。
以前から考えていた研究のアイデアがあったので、「こんな手法って他にあるのかな?」と聞いてみたら、
「過去にそのような研究を行なった例はあまりないですが,原理的には可能です。」
という返答が。そして、なんとそのプログラムまで自動で作ってくれたのでびっくり。
今までなら、ネット検索で調べたり、関連する理論を論文や本で勉強したりして、少しずつコードを書いていきながら、形になるまで1,2週間くらいかかっていた。
それがわずか数秒で出てきた。これはすごい。すごすぎる。
使ってみて分かったこと
いろいろ試しているうちに、「これってちょっと注意が必要だな」と思うことも出てきた。
たとえば、自分では当たり前だと思って指示を省略した前処理が、ChatGPTの出力には入っていなかった。
これ、うっかりそのまま使ってしまうと後で痛い目に遭うパターンだ。やはり、出てきたコードが本当にこちらが意図したものか確認が必要。そこは完全に任せっぱなしにはできない。
だから、こちらの意図を最初にきちんとChatGPTに伝えることが大事。「ここの部分は◯◯で処理してほしい」とか、「こことここの間に◯◯の処理を追加して」みたいな具体的に細かい指示が必要になる。
そのようなことをいちいち言わなくても、最初から「阿吽の呼吸」で理解して、こちらの要求どおりのプログラムを作成するのは、さすがに今のAIには難しい(人間でも難しいか?笑)。
ある程度の知識はやっぱり必要
そのため、ある程度の専門知識とプログラミングのスキルがないと、ChatGPTをうまく使いこなすのは難しいと思った。
たとえば、よくわからないまま「◯◯のプログラムを作って」とだけ頼んで、それをそのまま使ったけど、こちらが意図した処理を正確に実現されてなかったなんてこともありえる。
これって、昔からある「統計ソフトにデータを入れてみたら結果が出てきたけど、そもそも分析の前提が間違ってた」みたいな話と同じだなと感じた。
統計ソフトを適切に使いこなすには,統計の理論的知識がどうしても必要になる。
AIを活用するために必要なこと
最近、「AIを使えばもう人間は何もしなくていい」とか、「プログラミングの知識なんていらない」という声も聞くけど、それはちょっと早すぎる。
少なくとも今の段階では、出てきたコードをそのまま使えるわけではなくて、何度かやりとりしながら調整しなければいけない。
よほど簡単なコードであればそのまま使えるだろうけど、少し高度なプログラムになるとある程度の知識や経験に基づいた指示が必要だし、出力されたコードが本当にこちらが要求した処理になっているか読み解く力も必要だ。
逆に言えば、知識や経験のない人がAIに頼りすぎると、意図しない誤りがそのまま結果に出ても気づかないという危険性があるということだ。
これからのAIとの付き合い方
将来的には、ChatGPTがハルシネーション(誤情報)を一切出さず、最小限の要求だけでこちらの意図を汲み取ってくれるようになるかもしれない。
そんな未来では、もう専門知識もプログラミングのスキルも不要になる…なんて時代が来るだろう。
ただ、自分としてはその未来が来る前にリタイアできそうなので、ちょっとホッとしていたり(笑)。
次の世代には、AIと共存できるような力をぜひ身につけてほしいと感じています。
科研費の申請をそろそろ準備開始

科研費が今年で最終年度になるので、そろそろ来年度の申請準備を始めているところ。
いま考えているテーマが一つあるんだけど、これまでの研究とはちょっと方向性が違っていて、継続性があまり強くない。
だから、申請書を書くときにはストーリーの組み立てを工夫して、うまく「つながり」が見えるようにしておかないと、と思っている。
とはいえ、今回は基盤研究(C)での申請。そこまで気負う必要もない。むしろ、無理なく進められて、予算もある程度確保できるちょうどいいサイズ感。自分にはこれくらいが合ってる。
今年の申請フォーマットを見てみたら、「実現可能性」について書く欄が2ページもあった。3年前に出したときは、こんなに長くなかった気がするけど……気のせいか?
これまで一緒にやってきた方は定年で引退されたので、今回は単独で出すか、それとも新しく誰かに声をかけるか悩み中。
同僚に頼むことも考えたけど、みんなすでにそれぞれテーマを持ってるし、「名前だけ入ってます」みたいな形になるのは避けたい。
だけど、もし単独で出すなら「実現可能性」について2ページも書けるんだろうか?
そもそも、単独申請で通すのは難しいのでは?と思ってChatGPTに聞いてみたら、こんな答えが返ってきた:
必ずしも分担者がいた方が有利とは限らない。
でも、以下のようなケースでは分担者がいるとプラスになることもある。
複数分野をまたぐテーマで、専門性や体制を補完できるとき
分担者が技術・装置・データなどを提供できるとき
申請者が若手だったり、実績が少ないとき
たしかにその通りだな、と思う。
逆にいえば、単独で出すならテーマはあまり広げすぎず、自分の専門性をしっかり活かせる内容に絞ったほうがよさそうだ。